2023-10-17 13:26:00

株式会社のつくりかた(6)

株式会社のつくりかた(6)

法人設立ワンストップサービス




《このブログのまとめ》
・ワンストップだけん、失敗ばせんごと。
・注意事項とか、ちゃんと見ときんしゃい!



ワンストップにならなかった、わたし


みなさま、こんにちは。

株式会社五識 代表取締役の田中臣治です。


今回も、会社設立についてのきほんの「き」です。

ご存知の方は、すっ飛ばしてください。



わたしは、法人設立ワンストップサービスを利用して株式会社をつくりました。


法人設立ワンストップサービス


国としては、どんな人がどんな会社を作って、どういうことをしているのか、を把握したいのです。

そのため、下記の書類が一気に「お役所」へ飛んでいきます。

・定款→公証役場→法務局

・設立登記申請

・開業届→国税庁、都道府県、市区町村

・インボイス登録

・免税事業者申請

・協会けんぽ健康保険申請

・厚生年金申請

・労災事業所申請

・雇用保険申請

などなど……


コソッと事業を始めたい人には向いていません。


また、すでに個人事業主として事業をされている場合は、少し手続き方法が異なるので、注意事項等をよくお読みください。


わたし自身は、従業員がいませんので、労災申請・雇用保険の申請はしていません。


また、申請時にうまくいかなかったのは、

・法人印の印鑑登録→法務局の出張所にて、紙ベースで申請。

・協会けんぽと厚生年金の申請→とてもわかりづらかったので、協会けんぽの担当者に電話で聞きながら記入し、申請。


印鑑登録はPDFまで作成していたのに、同時申請を設定してなかったという凡ミス。

健康保険と厚生年金は「報酬額」を決めないといけなかったこと、扶養者(妻や子ども)の収入やマイナンバー等が必要だったことで、全く考えておらず、失敗。

下記のページを参考にしてください。


厚生年金保険料率

協会けんぽ 都道府県毎の保険料額表



法人設立ワンストップサービスに必要なモノ


まずは、よくある質問をご覧ください。


「法人設立ワンストップサービス」ウェブマニュアル


準備するもの(ハード面)

・ネット接続されているパソコン(スマホでもできるらしいが……わたしはPCでした)

・マイナンバーカード

・マイナンバーカードを読み取れるカードリーダー(スマホでもできるらしいが……)


準備するもの(ソフト面)

・《定款》のPDF……公証役場の公証人から添削してもらって、きちんと修正したもの。

・《発起人の決定書》のPDF

・《払込証明》のPDF……払込金が振り込まれた口座の通帳の「表紙を開いた状態」「見開き表紙裏(口座番号や支店名が書かれたページ)」「振り込まれた日付や金額がわかるページ(見開き)」

・《就任承諾書》のPDF

Pay-easy(ぺいじー)が使える口座 ←意外と重要

・何度も同じことを入力する『気力』 ←少しは改善されているかも?




公証役場? 公証人?


わからなかったらググってみましょう。


ごく簡潔に書くと、

あなたが作った文書(定款や遺言や契約書など)を公式に認めてくれる役所と人です。


公証役場一覧 を見てみましょう。

定款の書き方なども掲載されていますね。


設立する会社の住所を管轄する公証役場を探します。

公証役場に電話、または、メールを送ります。


『会社設立を考えているので、定款を1度見ていていただきたいのですが』

丁寧に、簡潔に伝えましょう。

メールの場合は定款の案(PDF)を添付しても良いと思います。


その際に、設立予定時期を尋ねられたり、実質的支配者について尋ねられたりします。

実質的支配者に関する書類は、上記の公証役場一覧のページにリンクがありますので、よく読んで準備しましょう。

設立予定時期は、「ワンストップサービス」の手続きと、公証人の認証が同時進行になりますので、お互いに都合のよい日時()を調整します。

法人設立ワンストップサービスでは、手続きがすべて終わってから、データが送信される設定です。

手続きには、早くても30分、遅いと1時間以上、入力に時間がかかります。

その時間を逆算して日時を設定しましょう。

たとえば、11月11日午前10時から「ワンストップサービス」の入力を始めたら、すべての入力が終わる時間(例:午前11時30分)をメドに、公証人の都合とあわせます。

当然ですが、相手にも都合があるので、早めに添削、早めに予約をしておきましょう。






続きは次回に。

またお会いしましょう。