【無料相談】中古住宅の活用方法(1)
中古物件は世界に唯一の「商品」
みなさま、こんにちは。
株式会社五識 代表取締役の田中臣治です。
先日は近くにお住まいの方が、ご家族のことについてご相談に来ていただきました。
「相談」というよりもいろいろとご不安なコトがおありだったようです。
おしゃべりでも、お悩みごとでも、本当にありがたいです。
今日のご相談は、中古の戸建てについてです。
他県にお住まいのAさんからです。
Aさんのお母様は高齢で、近いうちに地元に戻ってきたいと考えていらっしゃいます。
お子様方は独立して、ご主人が定年を迎えたら、一緒に地元に帰りたいと思っていらっしゃいました。
ご主人は転勤族で、ご兄弟も多いので、住む場所については「どこでもいいよ」と仰っているそうです。
Aさんご夫婦は、某県で2階建ての戸建てを購入されました。
売却を考えていたそうですが、近所の方や職場の方から「貸家にしたら家賃が入ってくるよ」と言われ、どうするか悩んでいらっしゃるとのこと。
中古住宅を貸すメリット
- 借りる人がいれば「定期的な収入」が見込める
- お子さんに相続する場合に相続税が多少安くなる
中古住宅を貸すデメリット
- 家屋の修繕は貸主がしなければならない
- 遠方にある場合「管理」が難しい
- 管理会社に委託したら家賃収入が減る
- 借り手がいると退去してもらうのが難しい
老後のことを考えたら、少しでも経済的な余裕がほしいところです。
いい人がずっと住み続けてくれたら、それはお互いに幸せでしょう。
しかし、家も経年劣化していきます。
賃貸住宅(マンションやアパート)に住んだことがある人はわかると思いますが、住宅設備に不具合があれば、管理会社か大家さんが修理をしてくれます。
たとえば、ご主人やご家族のどなたかが、DIYなどが大好きで、設備の修繕くらいは一人でできる、ということであれば大丈夫かもしれません。
良心的な方ならまだしも、借りている人がめちゃくちゃな使い方をして「破壊」することもありえます。
そのようなときには、「オーナーチェンジ」さえ、ままならないことがあります。
ましてや、家主が他県に済んでいるとなれば、めんどうくさいことこの上ないでしょう。
多くの場合、近くの工務店に修理を依頼するか、管理会社に管理を委託するようです。
また、戸建てを持つことによって発生するのが、固定資産税です。
家賃に上乗せしてしまえば、借りる人がいなくなってしまうでしょう。
もしも、家を貸すなら、自分の目が届く範囲が理想です。
遠方であれば、「良心的な管理会社」に委託することをオススメします。
Aさんのご主人が退職されるまで、まだ時間があります。
賃貸のメリット・デメリット、売却のメリット・デメリットを、ご家族とよく話し合ってください、とお話ししました。
ついでに、現住所付近の売買実績のデータもお渡ししました。
Aさんも「へぇ、こんな金額になるんですね」と驚いていらっしゃいました。
査定をする際に、最近の取引事例をもとに算出することがあります。
これを、取引事例比較法といいます。
ご覧いただき、ありがとうございました。
またお会いしましょう。