2023-10-03 00:00:00

株式会社のつくりかた(2)

株式会社のつくりかた(2)

株式会社の基礎知識①




《このブログのまとめ》
・株式会社は、お金ば出してくいた人に株式を持ってもらう会社たい。
・大企業の定款ば見てみらんね。



そもそも株式会社ってなに?


みなさま、こんにちは。

株式会社五識(ごしき)代表取締役の田中臣治(たなかしんじ)です。


今回は、株式会社についてのきほんの「き」です。

ご存知の方は、すっ飛ばしてください。


会社をつくりたいと思っている人を「発起人」といいます。

「発起人」は、1人でも複数人でもOKです。


「発起人」が出資して、株式をすべて引き受けることを「発起設立」といいます。

株式を買ってくれる人(出資してくれる人)を集めることを「募集設立」といいます。


毎日のようにニュースで「東京証券取引所」という施設の名前を聞くと思います。

それは、株式を公開して、多くの人に買ってもらうように、株式などを売買する施設のことです。

ただし、「取引所」で取り扱ってもらうためには、さまざまな条件がありますので、気になる方は JPX「日本取引所グループ」のホームページ をご覧ください。


わたしたち庶民(一般消費者)が、株式の売買をするためには、「証券会社」に口座を開設する必要があります。

しかし、「証券会社」に口座を開設しても、わたしの会社の株式を購入することはできません。

なぜなら、わたしの会社は「株式を公開していない」からです。


わたしの場合は、「発起設立」です。

自分で300万円出資して、300株を所有している状態です。

出資金は1円でも構わないのですが、信用という面ではかなり低くなると思います。

わたしは1株=1万円と決めましたが、『1株=10万円にしよう!』というように、あなたが好きなように決めてください


300株を所有している、と書きましたが、実際に「株券」があるわけではありません。

パソコンの中のデータ「株主名簿.xls」に、「氏名」「住所」「所有株数」などが記載されているだけです。


基本的に自分で何でもがんばりたい人は、発起人=自分だけ=出資者で良いと思います。

一方、仲間といろんなイメージを膨らませて、手分けしてあれこれやりたい人は、複数の発起人で出資を(公平に)分担しても良いでしょう。

すでに素晴らしいアイディアがあって、出資してくれる人を募集する場合は「募集設立」が良いでしょう。

他の仕組みで例えるならば、クラウドファンディングのようなモノですね。


また、仲間同士で「合同会社」をつくるのも1つの方法です。

わたしは「合同会社」については詳しくないので、説明は割愛します。


つまり、ざっくりまとめると、「発起人」が中心となって会社を設立し、出資した人に「株式」の権利を渡す(株主名簿に載せる)と「株式会社」になるのです。





株式会社をつくるのになにがいる?


発起人(ほっきにん)……『会社をつくろう』と声を上げた人。←たぶん、あなた。

資本金(しほんきん)……「発起人」は必ず出すべき金品。

定款(ていかん)…………「会社の憲法」と呼ばれます。


発起人・資本金については上記に書いたとおりで、仲間同士で500万円出資する方法でも、自分だけで100万円出資する方法でもOKです。


最初は仲が良い仲間でも、ケンカ別れすることもあるでしょうし、やむを得ずフェードアウトすることもあるでしょう。

一方で、仲間が増えていくこともあるかもしれません。


そこで気になるのが、会社のルールなどをどう決めるのか?

ということだと思いますが、その会社の決まりを「定款」といいます。


就業規則」などは働く人のルールなので、会社のルールではありません。

この株式会社は、こういう名前で、こういうことを目的としますよ、といったことを決めたものが「定款」です。


定款」には必ず記載しなければならない項目があります。


《会社法 第27条(定款の記載又は記録事項)》

 1項 株式会社の定款には、次に掲げる事項を記載し、又は記録しなければならない。

   一 目的

   二 商号

   三 本店の所在地

   四 設立に際して出資される財産の価額又はその最低額

   五 発起人の氏名又は名称及び住所


しかしながら、会社の決まりなので、これ以外にも記載しておかなければならないことが、数多くあります。


Googleで[定款]と検索してみると、「定款とは?」や、「定款の作り方」などが出てきます。

実際の企業であれば、SUBARU様、関西電力様、三菱商事様の定款が、かなり上位に表示されるようです。(検索するタイミングで上位にある企業様が変わります

ホンモノの定款を見ておくことは、とても勉強になるので、しっかり見ておきましょう。


ただし、大企業の定款は細かすぎて、よくわからないかもしれません。

「会社法」という法律で決められている

   一 目的

   二 商号

   三 本店の所在地

   四 設立に際して出資される財産の価額又はその最低額

   五 発起人の氏名又は名称及び住所

の項目だけでも見てみるとおもしろいかも……。


続きは次回に。

またお会いしましょう。

2023-10-01 00:00:00

株式会社のつくりかた(1)

株式会社のつくりかた(1)

法人設立ワンストップサービス

 

 

 

 

 

《このブログのまとめ》
・株式会社をつくるのは、むつかしかこたなかばい。
・全部一人でできっけど、すごか人(プロ)に依頼してもよかろーもん。

 

 

ごあいさつ

 

みなさま、はじめまして。

株式会社五識(ごしき)代表取締役の田中臣治(たなかしんじ)です。

 

みなさまは、開業や起業に興味はありますか?

難しいんだろうなぁ……

お金かかるんだろなぁ……

面倒くさいんだろうなぁ……

なんて思っている人もいるかもしれません。

 

一方で、

おもしろいアイディアがあるんだけどなぁ……

独立して会社たちあげたいなぁ……

自営業から法人成りしたいなぁ……

なんて野心にあふれた人もいるかもしれません。

 

開業や起業なんて、ググってみたら、

[開業]約 133,000,000 件 (0.32 秒) 

[起業]約 73,400,000 件 (0.25 秒) 

ものすごい件数の記事があるんですよね。

 

なので、自分自身の備忘録がわりのこのブログが、

すこしでも、あなたのお役に立てばいいな、と思いながら書き綴っていきたいと思います。

 

 

 

 

どうやって会社をつくる?

 

起業や開業の専門家として、司法書士さんや行政書士さんがいらっしゃいます。

 

わたしの勝手なイメージかもしれませんが、

司法書士……土地の登記や会社設立(清算)の登記など、法務局に関わることが専門

行政書士……たとえば宅建業などの許認可や開業などに必要な書類作成が専門

じゃないかな、と思っています。

 

最近では、テレビコマーシャルですが「借金返済」や「○○給付金」などでも活躍されているようですね。

 

専門家に任せてしまえば、面倒くさくないですし、安心できますし、

なによりも、自分がやりたいことに時間を費やせます。

実際に、専門家に任せてしまっている人も、たくさんいらっしゃいます。

 

わたしは、自分の会社だから自分でできることをやってみたいと思い、

あれこれ試行錯誤をしながら「株式会社」をつくりました。

 

その試行錯誤の過程をブログに載せていきますので、参考にしてみてください。

 

わたしは「法人設立ワンストップサービス」を利用しました。

 

「法人設立ワンストップサービス」を利用するにあたり、必要なモノが「法人設立ワンストップサービスマニュアル」に載っていますので、ぜひご覧ください。

 

日本政策金融公庫の「セミナー」もおもしろいですよ。

 

 

続きは次回に。

またお会いしましょう。

 

 

【参考書籍】こんな本も読みながら「株式会社」をつくりました。

 


 

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