株式会社のつくりかた(2)
株式会社のつくりかた(2)
株式会社の基礎知識①
《このブログのまとめ》・株式会社は、お金ば出してくいた人に株式を持ってもらう会社たい。・大企業の定款ば見てみらんね。
そもそも株式会社ってなに?
みなさま、こんにちは。
株式会社五識(ごしき)代表取締役の田中臣治(たなかしんじ)です。
今回は、株式会社についてのきほんの「き」です。
ご存知の方は、すっ飛ばしてください。
会社をつくりたいと思っている人を「発起人」といいます。
「発起人」は、1人でも複数人でもOKです。
「発起人」が出資して、株式をすべて引き受けることを「発起設立」といいます。
株式を買ってくれる人(出資してくれる人)を集めることを「募集設立」といいます。
毎日のようにニュースで「東京証券取引所」という施設の名前を聞くと思います。
それは、株式を公開して、多くの人に買ってもらうように、株式などを売買する施設のことです。
ただし、「取引所」で取り扱ってもらうためには、さまざまな条件がありますので、気になる方は JPX「日本取引所グループ」のホームページ をご覧ください。
わたしたち庶民(一般消費者)が、株式の売買をするためには、「証券会社」に口座を開設する必要があります。
しかし、「証券会社」に口座を開設しても、わたしの会社の株式を購入することはできません。
なぜなら、わたしの会社は「株式を公開していない」からです。
わたしの場合は、「発起設立」です。
自分で300万円出資して、300株を所有している状態です。
出資金は1円でも構わないのですが、信用という面ではかなり低くなると思います。
わたしは1株=1万円と決めましたが、『1株=10万円にしよう!』というように、あなたが好きなように決めてください。
300株を所有している、と書きましたが、実際に「株券」があるわけではありません。
パソコンの中のデータ「株主名簿.xls」に、「氏名」「住所」「所有株数」などが記載されているだけです。
基本的に自分で何でもがんばりたい人は、発起人=自分だけ=出資者で良いと思います。
一方、仲間といろんなイメージを膨らませて、手分けしてあれこれやりたい人は、複数の発起人で出資を(公平に)分担しても良いでしょう。
すでに素晴らしいアイディアがあって、出資してくれる人を募集する場合は「募集設立」が良いでしょう。
他の仕組みで例えるならば、クラウドファンディングのようなモノですね。
また、仲間同士で「合同会社」をつくるのも1つの方法です。
わたしは「合同会社」については詳しくないので、説明は割愛します。
つまり、ざっくりまとめると、「発起人」が中心となって会社を設立し、出資した人に「株式」の権利を渡す(株主名簿に載せる)と「株式会社」になるのです。
株式会社をつくるのになにがいる?
・発起人(ほっきにん)……『会社をつくろう』と声を上げた人。←たぶん、あなた。
・資本金(しほんきん)……「発起人」は必ず出すべき金品。
・定款(ていかん)…………「会社の憲法」と呼ばれます。
発起人・資本金については上記に書いたとおりで、仲間同士で500万円出資する方法でも、自分だけで100万円出資する方法でもOKです。
最初は仲が良い仲間でも、ケンカ別れすることもあるでしょうし、やむを得ずフェードアウトすることもあるでしょう。
一方で、仲間が増えていくこともあるかもしれません。
そこで気になるのが、会社のルールなどをどう決めるのか?
ということだと思いますが、その会社の決まりを「定款」といいます。
「就業規則」などは働く人のルールなので、会社のルールではありません。
この株式会社は、こういう名前で、こういうことを目的としますよ、といったことを決めたものが「定款」です。
「定款」には必ず記載しなければならない項目があります。
《会社法 第27条(定款の記載又は記録事項)》
1項 株式会社の定款には、次に掲げる事項を記載し、又は記録しなければならない。
一 目的
二 商号
三 本店の所在地
四 設立に際して出資される財産の価額又はその最低額
五 発起人の氏名又は名称及び住所
しかしながら、会社の決まりなので、これ以外にも記載しておかなければならないことが、数多くあります。
Googleで[定款]と検索してみると、「定款とは?」や、「定款の作り方」などが出てきます。
実際の企業であれば、SUBARU様、関西電力様、三菱商事様の定款が、かなり上位に表示されるようです。(検索するタイミングで上位にある企業様が変わります)
ホンモノの定款を見ておくことは、とても勉強になるので、しっかり見ておきましょう。
ただし、大企業の定款は細かすぎて、よくわからないかもしれません。
「会社法」という法律で決められている
一 目的
二 商号
三 本店の所在地
四 設立に際して出資される財産の価額又はその最低額
五 発起人の氏名又は名称及び住所
の項目だけでも見てみるとおもしろいかも……。
続きは次回に。
またお会いしましょう。
株式会社のつくりかた(1)
株式会社のつくりかた(1)
法人設立ワンストップサービス
ごあいさつ
みなさま、はじめまして。
株式会社五識(ごしき)代表取締役の田中臣治(たなかしんじ)です。
みなさまは、開業や起業に興味はありますか?
難しいんだろうなぁ……
お金かかるんだろなぁ……
面倒くさいんだろうなぁ……
なんて思っている人もいるかもしれません。
一方で、
おもしろいアイディアがあるんだけどなぁ……
独立して会社たちあげたいなぁ……
自営業から法人成りしたいなぁ……
なんて野心にあふれた人もいるかもしれません。
開業や起業なんて、ググってみたら、
[開業]約 133,000,000 件 (0.32 秒)
[起業]約 73,400,000 件 (0.25 秒)
ものすごい件数の記事があるんですよね。
なので、自分自身の備忘録がわりのこのブログが、
すこしでも、あなたのお役に立てばいいな、と思いながら書き綴っていきたいと思います。
どうやって会社をつくる?
起業や開業の専門家として、司法書士さんや行政書士さんがいらっしゃいます。
わたしの勝手なイメージかもしれませんが、
司法書士……土地の登記や会社設立(清算)の登記など、法務局に関わることが専門
行政書士……たとえば宅建業などの許認可や開業などに必要な書類作成が専門
じゃないかな、と思っています。
最近では、テレビコマーシャルですが「借金返済」や「○○給付金」などでも活躍されているようですね。
専門家に任せてしまえば、面倒くさくないですし、安心できますし、
なによりも、自分がやりたいことに時間を費やせます。
実際に、専門家に任せてしまっている人も、たくさんいらっしゃいます。
わたしは、自分の会社だから自分でできることをやってみたいと思い、
あれこれ試行錯誤をしながら「株式会社」をつくりました。
その試行錯誤の過程をブログに載せていきますので、参考にしてみてください。
わたしは「法人設立ワンストップサービス」を利用しました。
「法人設立ワンストップサービス」を利用するにあたり、必要なモノが「法人設立ワンストップサービスマニュアル」に載っていますので、ぜひご覧ください。
日本政策金融公庫の「セミナー」もおもしろいですよ。
続きは次回に。
またお会いしましょう。
【参考書籍】こんな本も読みながら「株式会社」をつくりました。
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